山田養蜂場、天然素材の可能性を創造する研究テーマを募集

2011年06月14日 11:00

 山田養蜂場は、ミツバチ研究や予防医学的研究の発展を目的に、2011年度「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」で支援する研究テーマの募集を行っている。同基金は、創業60周年を迎えた2008年に設立。これまでに97テーマの研究に支援してきたという。

 今回はミツバチ産品(ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、花粉荷、蜂の子など)を始めとした天然素材に関連する、これまでに報告されていない研究がテーマ。「若手研究」と「特定分野研究」の2つのプログラムを設け募集している。

 「若手研究」部門では「メタボリック症候群、脳科学、老化、ロコモティブ症候群などに着目した予防医学的研究」「ミツバチに関する基礎研究」「養蜂技術開発研究」という3つの項目に準じた研究がテーマ。応募資格者は2011年4月1日現在で45歳以下という若手研究者及び養蜂家。助成期間は1年間としている。

 また一方、「特定分野研究」部門は応募資格者に年齢制限がなく、テーマは「インスリン抵抗性に着目した糖尿病の予防」「認知症の予防」の2題。助成期間としては原則1年間だが、中間審査のうえ、最長2年までとなっている。

 同社はこれまでもローヤルゼリーの研究を原点に、予防医学の観点からミツバチ研究および天然素材の有効性を追求する研究活動を続けてきた。今回も国内外から広く研究テーマを募り、グローバルな活動を目指していく。なお、募集期間は2011年6月30日の17時までとしている。