ボランティアと観光ができるツアー発売

2011年06月01日 11:00

 近畿日本ツーリストは、災害救護ボランティア推進委員会と共同で、被災地のボランティア活動と被害の少なかった地域を観光する「ボランティア活動と東北観光による被災地応援ツアー」の募集を開始した。

 「ボランティア活動と東北観光による被災地応援ツアー」は、6月28日から30日までの2泊3日のツアー。期間中は、現地災害ボランティアセンターの指導のもとボランティア活動を行う。まず、初日の夜にボランティア活動についての指導を受け、2日目に行うボランティア活動を初心者でもスムーズに行うことを目指す。また3日目には、世界文化遺産登録予定の平泉や松島の観光を予定。これにより、現地での消費活動を促し、復興の手助けを狙うという。

 一方、JTBグループでは、旅行者が増える夏に向けて東北地方の復興を目指すツアーを企画した。

 これまでも、観光を通じて地域の活性化を狙うため、東北応援ツアーを企画してきた同社では、今回これまでのツアーに加え、地産地消の推進や、現地での特産品の購入を狙う。まずツアー参加者は、松島や十和田湖、田沢湖などの遊覧船の料金や、蔵王ロープウェイ(片道)や会津若松天守閣の入場料を不要とする特典をつけ、参加者特典の充実を図った。そして、同社オリジナルの現地発着・観光バスツアーを、東北全体で100本以上企画した。そのほかにも、特別宿泊プランなどを設定するという。

 両社は、これらのプランを新たに企画することで、現地での消費活動を活発にすることを狙う。