文具メーカー各社、震災被災地への支援に自社製品を提供

2011年04月11日 11:00

 東日本大震災の被災地に向け、各業界や企業から支援物資が届けられている中、文房具等のメーカー各社からも、被災地での活用を願った様々な自社製品が提供されている。

 ぺんてるとショウワノートは、「絵を描くことで被災地の子どもたちに笑顔を取り戻して欲しい」という思いから、ぺんてるのくれよん6000セットと、ショウワノートのスケッチブック6000冊を、仙台市経済局産業政策部の救援物資集積拠点である宮城県消防学校に提供した。これらの支援物資は、仙台市によって仙台市内184箇所の避難所に配られ、随時子どもたちの手に届けられる。

 クーピーやクレパスなどのサクラクレパスは、1000万円の義援金のほか、文房具やクレパス、クレヨン、クーピー、日用品などの支援物資を公的機関等を通じて提供している。カッターナイフをはじめとした刃物手道具の製造販売を行うオルファは、日本赤十字社を通じて義援金1000万円の寄付を行った上、支援物資の一部として主力商品であるカッターナイフ「DL‐1」1000個を大阪文紙事務器卸協同組合を通じて提供。そのほか、使用電力の削減や社内での募金活動など、積極的な取り組みを行っている。