データ復旧業界大手2社、無償でデータ復旧サービスを開始

2011年03月17日 11:00

 日本データ復旧協会加盟の中堅企業であり、データ復旧業界企業であるデータサルベージコーポレーションと、アドバンスデザインは、3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震の被災地の中心に位置する宮城県仙台市の営業所において、14日より「現地・即日無償データ復旧サービス」を開始したという。

 データサルベージ社とアドバンスデザイン社の両社が提供する「現地・即日無償データ復旧サービス」は、今回の大地震や大津波に起因するデータ障害に困るデータサルベージ社の仙台営業所に直接持込できる企業や各種団体・学校法人・病院等に対して、無償にてデータ復旧サービスを即日提供するもので、パーソナルコンピュータのみならず、サーバ等に使用されているRAIDシステムまでにも対応。その時点で最も必要とされる、特に公的な「行政的な住民にかかわるデータなどの救出」を最優先として実施する。

 仙台を企業の発祥地とするデータサルベージ社は、多くの震災地行政や企業の復旧を少しでも早くもたらすためのデジタルデータ復旧策として、同サービスにより支援していきたいと考えている。