玄葉光一郎国家戦略担当大臣は10日の参議院予算委員会で宮沢洋一参議院議員(自民党)の質問に答え「社会保障制度の中で、年金一元化と最低保障年金を基本に制度設計していく」との考えを述べるとともに、「年金一元化の議論は民主党内でもやっている。時間はかかる、ハードルもある」とし、難しいテーマであることを認めたうえで、実現に向けて取り組む姿勢を示した。
また、玄葉国家戦略担当大臣はあるべき社会保障の姿について「政府が4月に出すから、民主党としての考え方をその前に出したい」と答弁した。
与謝野馨社会保障・税一体改革担当大臣は「年金の一元化は理想として追求すべき。物は考えながらゆっくりやらないと失敗する」と時間をかけて取り組むべき課題との認識を示した。
また、菅直人総理は年金一元化のメリットについて「全国民にとって分かりやすく、透明性が高い」などをあげた。(編集担当:福角忠夫)