菅直人総理は4日の参議院予算委員会で、山本一太参議院議員(自民党)の質問に答え「今、最も必要なことは予算を成立させ、執行させること。衆議院の解散・総選挙は全く考えていない」と強調した。
一方で「解散する気はないが、憲法上のルールにのっとって行動する」とし、これまでより踏み込んだ答弁をし、状況次第での含みを残した。
山本議員は「解散・総選挙を言っているのと同じだ」とした。
この日、山本議員は民主党議員16人の会派離脱願提出や佐藤夕子衆議院議員の離党願提出など、相次ぐ民主党内の議員動向をとりあげ、これらの問題も総理の指導力、統治能力のなさを表しており、国民は辟易しているとして、解散・総選挙を求めた。
(編集担当:福角忠夫)