今 解散する気は全くありません 菅総理が強調

2011年02月09日 11:00

 菅直人総理は8日の衆議院予算委員会で棚橋泰文衆議院議員(自民党)から、民主党がマニフェストで掲げた5つの約束(高速道路の無料化、国会議員定数の削減、企業・団体献金の廃止、子ども手当など)は全部バツではないのか。5つの約束は全部ウソ、ウソがばれたのだから国民に信を問うべき(解散総選挙すべき)」と追求され、「今、解散する気は全くありません」と突っぱねた。

 菅総理は「(マニフェストは)4年間で実現するとの基本原則で進めている」とし、「(それが)出来たのか、出来なかったのかの判断は次の総選挙で国民に判断いただく」と答弁したが、解散について今解散する気は全くないと強調した。

 また、企業・団体献金の禁止については「党として法案を出す準備を進めている」とし、「3年間の経過措置をとり」個人献金の環境づくりをすすめていく考えを示した。また、菅総理は「大きな額はないが、多くの団体、個人から献金をもらっている」と現在は企業・団体からも献金を受け取っていることを認めた。棚橋議員は菅総理がJR総連からも献金を受け取っていると指摘した。
(編集担当:福角忠夫)