花粉症で8割が集中力低下 3割は日中に眠気

2011年01月24日 11:00

 花粉症患者の8割(83.1)の人が花粉症状で集中力が低下し、44.4%が寝不足、32.9%が日中も眠くなると眠気に襲われていることがMSDの調べで分かった。営業マンでは車を運転しての業務も多いだけに居眠り運転事故のリスクが高くなってしまう深刻さをはらんでいる。

 調査は花粉症で処方薬を服用している10代から50代の患者1030人を対象に昨年12月にMSDがアンケート調査した。

 それによると花粉症症状で一番悩まされているのは鼻水で49.5%、次いで鼻づまりの29.9%、くしゃみの14.2%だった。

 また、イライラする、落ち着きがなくなるという人も46.2%、憂鬱になるという人は42.2%と5人中2人が精神的影響を訴えていた。

 花粉症により影響を受けて困ることとしては83.1%の人が集中力低下を訴え、「仕事や勉強、作業能力が落ちる」とする人が61.9%にのぼった。
(編集担当:福角忠夫)