マニフェストの検証など5点重点に 岡田幹事長

2011年01月14日 11:00

 岡田克也民主党幹事長は13日、千葉県千葉市内の幕張メッセで開催された民主党2011年度定期大会であいさつし、今年を「民主党にとっても、日本国にとっても大きな正念場の年」と位置づけ、ことし取り組む大きな柱・5点を強調した。

 岡田幹事長は第1に、政権与党となって初の統一地方選挙。大変厳しい状況にあるが、さらに努力をしよう、と訴えた。

 第2は、マニフェストの検証を行う(実現できたもの、道途中のもの、手つかずのもの、優先順位を上げるもの、下げるもの、できるもの、できないもの)「こうした検証結果を国民に正直に夏ごろまでに伝えたい」とした。

 第3に、国会運営。ねじれ国会の厳しさはさきの国会で実感した。連立の国民新党、友党の社民党と連携し、23年度予算案と関連法案は今年度内に成立させねばならない。

 第4に、政治改革。3年後から企業団体献金を全面禁止するための法案の提出、国会議員の定数削減を図り、国会議員の経費2割削減をめざす。それまでの措置として1割削減の措置を図る。

 第5に、民主党の改革に取り組む。党改革検討本部を設け、委員会で検討する。そこでは、党規約の見直し。党代表が総理になることから、党代表選挙のあり方の検討。次に、党綱領について検討する。いずれの案件についても「夏ごろを目途に一定の結論を得たい」とした。
(編集担当:福角忠夫)