社民党首、国民新党代表ら民主に奮起促がす

2011年01月14日 11:00

 福島瑞穂社民党党首は13日、千葉県千葉市内で開かれた民主党2011年度定期大会に来賓として出席し、あいさつの中で「社民党は自民党の政治に戻してはならないと思っている」として、民主党の政権を激励。「国民のみなさんの生活をしっかり応援していく政治をしっかりやっていきましょう」とエールを贈った。

 福島党首は「1年半前、政権交代したときに国民と約束したこと、国民の生活が第一、命を大事にする政治、沖縄の負担を軽減するなど、約束したことは全く間違っていない」と語り「愚直に、政治の場面でやっていこう(実行していこう)」と友党として、政策に協力できる部分での協力意思をアピールした。

 一方、民主党と連立を組む国民新党の亀井静香代表は「政策を実現するのが政治。国民に約束したことが自民党が言っているように間違っているのであれば、政権の座から去らねばならない。みなさん、一致結束し、誠心誠意戦ってきましたか」と発破をかけ「今の民主党はみっともないと言わざるを得ない」と党内のまとまりのなさを叱咤激励した。亀井氏は「みなさんの奮起をこころから切望したい」と、政権交代での原点を再確認し、元気な日本づくりに邁進するよう求めた。

 民主党定期大会には政界、財界、労連代表者らはじめ、国会議員、地方議員ら総勢2200人近くが一堂に会し、政権政党としてのあり方を確認した。
(編集担当:福角忠夫)