東京都の労働者の賃金(所定内給与額)は沖縄の労働者の1.63倍になることが厚生労働省の2010年賃金構造基本統計調査の都道府県別速報で分かった。11日公表された。
それによると、東京都の労働者賃金が全国の中で最も高く、1カ月36万4800円になっていた。逆に、沖縄県の労働者の賃金は全国一低く、22万3900円となり、東京都との差は14万900円にもなっていた。
調査は10人以上の常用労働者を雇用する民営事業所6万2673社を抽出し、昨年6月の賃金について7月に調査。4万6226社から有効回答を得たとしている。
その結果、前年より賃金が増えたのは31道府県、減ったのは16都府県だった。
賃金の高い都道府県は東京都で前年に比べ1400円低くなったものの、36万円台をキープ。次いで神奈川県の32万4900円、大阪府の31万6900円。逆に最も低いのは沖縄県で、次いで青森県の22万6500円、秋田県の22万9400円だった。
(編集担当:福角忠夫)