岡田克也民主党幹事長は6日、社会保障制度の再構築に向け、年金や医療についても国の関与を強め、税の投入により財政基盤を強めていかなければならない、との考えを示すとともに、超党派での議論の必要を語り、社会保障制度の議論に野党の参加を求めた。
社会保障制度の改革については、菅直人総理が「6月頃までに社会保障制度改革案を決めたい」としており、消費税を含む税制改革と一体で取り組むことにしている。野党との協議を素案づくりの段階からはじめるのか、政府・与党案を示してから始めるのかは示されていない。
このほか、岡田幹事長は、政治とカネの問題で、小沢一郎元民主党代表の政倫審への出席について「自ら政倫審の委員長に出席を申し出てほしい」とし、小沢元代表が申し出ない場合の政倫審での議決については「その時期は総合的に判断していく」とした。
さらに、岡田幹事長は「国民のみなさんがなるべく納得される方法が良いと思うので、政倫審はオープン(公開)にされた方がいい」との考えを述べた。
(編集担当:福角忠夫)