農林水産省は群馬県・北軽井沢にある農事組合法人ノースイが、有機JASマークが付されていない農産物に「有機栽培」などの表示をして販売していた、として22日、不適正な表示の除去、抹消を命じた。
農水省によると8月30日から9月14日までの間、同省が事実関係を調査した結果、有機JASマークを付さない「ささげ」に「有機栽培ささげ」と表示するなどして販売していたことが確認された、という。
ノースイは有機と認定されていない圃場(ほじょう)で収穫した野菜に有機JASマークを付したことなども指摘され、11月11日には有機農業推進協会から有機農産物の生産工程管理者としての認定取り消しも受けている。
農水省ではノースイに対し、1月24日までに大臣あてに、講じた措置を報告するよう命じている。
(編集担当:福角忠夫)