ヤクルト本社第2四半期は増収減益、アジア・オセアニア地域が好調

2012年11月12日 11:00

 ヤクルト本社 <2267> が9日、平成25年3月期第2四半期決算を発表。連結累計期間の連結売上高は前年同期比1.2%増の1602億6000万円、営業利益は同17.8%減の93億1500万円、経常利益同6.9%減の133億4100万円、四半期純利益同13.4%減の59億2400万円とのこと。

 飲料及び食品製造販売事業部門において、日本では、同社独自の「乳酸菌 シロタ株」やビフィズス菌「ブレーベ・ヤクルト株」などの価値普及活動や、「ジョア」「タフマン」などのブランド活性化策の展開などにより、連結売上高は前年同期比1.2%増となった。一方海外では、米州地域において前年同期比6.1%減、ヨーロッパ地域においても同8.0%減となったものの、アジア・オセアニア地域においては同27.3%増となっている。

 医薬品製造販売部門においては、ガン領域に特化した販売活動及び研究開発に注力。結果、国内における売上高は、数量ベースでは伸長しているものの、薬価改定の影響もあり、金額ベースでは前年同期比8.9%減で着地。また、化粧品の製造販売やプロ野球興業などを持つその他事業部門においては、価値普及活動の継続や各種イベントを通じた入場者数増大策などにより、連結売上高前年同期比6.7%増となっている。