今年の清涼飲料市場規模は4兆9585億円と前年に比べ1.7%ながら伸びることが富士経済の調べで分かった。
富士経済によると、清涼飲料は数量ベースで2389万リットルと前年比1.8%増加する見込みという。これについて「今年前半は景気悪化の影響を受けていたことから通年で数量ベース、金額ベースともに前年比1%から2%程度の縮小が予想されたが、7月から9月にかけての記録的な猛暑による需要の高まりから後半に急回復を遂げ、数量ベースで前年比1.8%増、金額ベースで同1.7%増が見込まれることとなった」としている。
また「熱中症に関する報道が連日連夜繰り返されたことで、夏場に驚異的な売上を記録したブランドも見られた。天候による影響の大きさを改めて実感させられた」としている。一方で「依然として低価格志向は根強い」と分析している。