村田製作所 コンティニュア・ヘルス・アライアンス対応のモジュールを開発

2010年10月12日 11:00

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村田製作所のBluetooth low energyは、「CEATEC JAPAN 2010」でデモ展示を行い、注目を集めた。

 株式会社村田製作所<6981>はコンティニュア・ヘルス・アライアンス規格に対応したBluetooth low energy(以下BLE)を開発し、サンプル出荷を開始する。

 コンティニュア・ヘルス・アライアンスとは、ヘルスケア及びテクノロジー産業の有力企業が、より良いホームヘルスケアを実現するために集まった非営利団体のことで、ムラタもこれに加盟している。

 BLEは、ボタン電池で数ヵ月から数年間の稼働を可能にする低消費電力かつネットワークへの接続が簡単なため、特に健康管理、スポーツ、ホームネットワーク等の分野での普及が見込まれており、ユーザーフレンドリーな健康管理の実現に貢献するものと期待されている。具体的には、体重体組成計、心拍計、血糖値計等々の各種機器への搭載が考えられるという。

 また、10月5日から9日まで千葉県幕張メッセで開催された「CEATECJAPAN 2010」でも、ムラタが開発したバイタルサインセンサを応用した指輪型パルスメータにBLEモジュールを組み込み、デモ展示されて来場者からの注目を集めた。
(編集担当:藤原伊織)