ブリジストン<5108>が7日、平成24年12月期の第3四半期決算を発表。連結累計期間の売上高は前年同期81億円減の2兆2263億円とほぼ横ばい、営業利益は前年同期比42%増の2042億円、経常利益も同52%増の1967億円、四半期純利益は同41%増の1158億円となった。
日本においては、乗用車及び小型トラック用のタイヤ販売本数が市販用で昨年を下回ったものの、新車用は、生産台数の回復により増加。トラック・バス用タイヤも大幅に前年を下回ったという。諸外国においても同様の傾向がみられ、アジア・大洋州において乗用車・小型トラック用の販売本数が前年同期を上回った以外は、減少している。しかし、建設・鉱山車両用大型・超大型ラジアルタイヤの販売本数が前年を上回るなど、特殊タイヤが堅調に推移し、結果、タイヤ部門全体では、売上高が前年同期比1%減の1兆8603億円、営業利益が同36%増の1854億円となっている。
その他、多角化部門では、売上高は前年同期比1%増の3789億円に留まったものの、営業利益は、国内事業やBSAM多角化における利益増加の影響により、同156%増の187億円となった。