南極海 クロミンク鯨の健全な繁殖を確認

2013年04月06日 19:42

 水産庁は24年度の南極海鯨類捕獲調査の調査航海が7日までに終了するとして、6日までに調査結果の概要を公表した。今回調査で南極海でのクロミンク鯨の繁殖状況が健全であることや目視調査でザトウ鯨の資源量が急速に回復してきていることが伺えたとしている。

 水産庁によると、今回は南極海生態系のモニタリングや鯨種間競合モデルの構築、クロミンク鯨の資源の管理方式の改善などを目的に調査。昨年12月28日から今年4月7日までの期間で航海し、調査は1月26日から3月14日まで南緯60度以南の南極海で行われた。

 調査船は4隻。1隻は今月5日に入港し、残り3隻も7日に入港する。調査で標本として採取したのはクロミンク鯨103頭で、前年(266頭)に比べ半分以下になっている。

 クロミンク鯨は103頭のうち、雄50、雌53で、雄の62%、雌の49.1%は性成熟し、成熟した雌の96%が妊娠していた。妊娠率の高さから繁殖状況が健全であることを示唆しているとしている。

 またシロナガス鯨やザトウ鯨、ミナミセミ鯨などは撮影で調査。ザトウ鯨についてはDNAなどを解析するため鯨の表皮に一部を採取する標本採取(非致死的調査)を行うにとどめた。(編集担当:森高龍二)