0増5減先行に改めて反対 細野民主幹事長

2013年04月07日 12:47

 民主党の細野豪志幹事長は地方の党県連パーティでのあいさつで、衆議院議員選挙での一票の格差是正と議員定数削減を含む選挙制度改革について触れ「与党が主張する0増5減の先行では一票の格差是正問題の憲法上の要請に必ずしも応えることができない」と改めて、踏み込んだ切込みの必要を強調した。

 細野幹事長は「定数の削減幅も5だけでいいのか。民主党は2割削減の方針を貫くことで改革政党としての姿勢を示していく」とした。

 細野幹事長は今月3日に開かれた与野党10党・会派の幹事長会談で小選挙区で30、比例で50削減する党案を提示し「0増5減案は憲法上の要請に応えるものでなく、再び、違憲判決がでる可能性がある」とアピールしていた。

 細野幹事長は地方の党県連パーティで自民党や日本維新の会の憲法観と民主の憲法観の違いもとりあげ、自民党の憲法草案にある国防軍創設、日本維新の会の石原慎太郎代表の核武装検討発言など、こうした動きを踏みとどまらせる力を民主党はつけなかればならないと訴えた。(編集担当:森高龍二)