日立グループ<6501>の日立アプライアンスは、除湿・加湿機能を搭載した多機能空気清浄機「クリエア7」において、運転音の低減や使い勝手の向上に加えて、高性能フィルターを搭載することで、オールシーズンでの快適性をより進化させた「EP―EV1000」を10月10日から発売する。
同社調べによると、2010年度の空気清浄機の総需要は、約200万台(前年比92%)が見込まれている。なかでも清潔・健康志向の高まりから加湿機能を搭載した空気清浄機の割合が年々増加。ここ数年は全体の約7割を占めている。使用状況を見てみると、約4割の方がほぼ毎日運転しており、設置場所もリビングのみならず寝室や子供部屋などでも用いられているなど多様化。そこで同社は「空気清浄」「加湿」「除湿」を中心とする1台7役の基本性能に加えて、運転音を抑え使い勝手も向上させるなど、オールシーズンさまざまなシーンでより快適に使用できる製品の開発を行ったという。
本製品は新型送風ファンの搭載と、独自技術で運転音を低減することにより、高い基本性能を維持しながら、最大風量時(「ターボ」7.0m3/分)の運転音が従来機種に比べて約4dB低減し48dBに。また、最小風量時(「静」0.8 m3/分)も従来機種に比べて2dB低減し15dBとなり、就寝中も気になりにくい運転音を実現している。
さらに、従来から採用している浮遊カビやにおい、アレル物質などを捕集する高性能の集じんフィルターに加えて、新たな活性炭を採用することで脱臭力を高めた「ナノパワー脱臭フィルター」を搭載。加えて、フィルターに接触した特定のウイルスの活動を抗原抗体反応で抑制する、富士フイルム開発の「ダチョウ抗体フィルター」を新たに採用している。また、操作パネルについては、7つの運転モードの選択を、関連するモードごとにまとめた「空清」「加湿空清」「除湿空清」の3つの大きなボタンで行うことで選びやすく、文字も見やすく分かりやすいフォントを使用するなど操作性を向上している。
なお、同製品に加えて、加湿空気清浄機「EP―EV65」、「EX50」、空気清浄機「EZ30」の計3機種も10月10日より発売する。
(編集担当:宮園奈美)