積水ハウス<1928>は9日、2011年1月期第2四半期業績を発表した。売上高は7387億7700万円と前年同期に比べ10.6%の増加。営業利益は263億8200万円(前年同期比780.6%増)、経常利益は257億8400万円(同871.9%増)、純利益も136億2200万円と大幅に増加した。
増収増益に至った要因には、同社が昨年より展開しているグリーンファースト戦略が好調を維持していることに加え、住宅エコポイントをはじめとした政府の施策が追い風となり、請負戸建住宅の受注・売上ともに好調であったことが挙げられる。太陽光発電や高効率給湯器の設置など省エネ化を目的としたリフォームも増収増益に貢献した。さらに、第1四半期と同様、工事の進捗状況に応じて売上を計上する工事進行基準が適用されていることも要因のひとつであり、展示場出展費の削減をはじめとしたコスト削減を推進した効果も表れているといえる。
また、当第2四半期業績が好調に推移したことから、同社は今年3月に発表した2011年1月期通期の業績予想を上方修正している。売上高は期初予想より350億円上乗せし1兆4750億円、経常利益は50億円上乗せの550億円、純利益は30億円上乗せの300億円とした。
(編集担当:上地智)