仙谷由人官房長官は7日、来年度予算編成にあたり、国民に対して予算編成過程の透明化をすすめるため、「元気な日本を復活特別枠」に対し、公開手法を導入するとともに、国民の声を予算編成に反映させる試みとして「特別枠要望について9月下旬をめどにパブリックコメントを実施する」など、同日開かれた予算編成閣僚委員会の議論を通じてまとめた具体的な取り組みを発表した。
特別枠要望についてはパブリックコメントを実施した後に「パブリックコメントの結果などを参考にしながら、要望事項に関して政策の優先順位付けを行う場として、10月をめどに評価会議(仮称)を設置する」。
仙谷官房長官は今回の取り組みについて「従来の予算編成になかった新機軸と考えている」との考えを示した。
また、「国民に開かれた官邸主導、政治主導による予算編成を実現するため、政府与党一体となって取り組んでいきたい」と語った。
(編集担当:福角忠夫)