入社3年以内の若手社員と課長以上の管理職の合わせて500人を対象にコクヨファニチャーが行った「社内風土に関するアンケート」調査で、社内風土(働く場の空気感)が仕事のモチベーションと関係していることが分かった。
調査は7月23日から25日までの3日間で実施された。
それによると、若手社員も管理職も「フラットな人間関係を意識した社内風土」を理想の社内風土にあげていた。しかし、現実の風土としては54.8%の社員が「役職などを意識した規律重視の社内風土」であると感じていることも分かった。
理想の社内風土を求める理由としては「仕事を円滑にすすめるため」が最も多く60.4%、次いで「コミュニケーション活性化のため」が50.6%、「職場のストレスを減らすため」が43.8%、「チームワークを発揮するため」が41.6%と続いた。
「社内風土」に悪影響を与えるものとして、若手社員、管理職に関係なく「年功序列の意識が強い」ことをあげた人が50.4%、「若手の発言権がない」が48.6%あった。
理想とする「社内風土」に当てはまるものとして「上司と部下のコミュニケーション機会の設置」(48%)、「年功序列でない評価体制」(44.8%)が高かった。コクヨファニチャーでは「悪影響と理想、二つの視点で年功序列と世代間によるコミュニケーションが課題として上がった」と指摘している。
(編集担当:福角忠夫)