民主党の岡田克也党政治改革推進本部長は同本部の総会で衆議院議員選挙での一票の格差是正と定数削減(小選挙区30、比例代表50の削減)の民主党案について「小選挙区は人口比例になるよう削減するという考え方を形にした」とし、法案提出については「各党の意見をよく聞いてみたい。方向性としては維新の会などが近いので、他の党も含め、もう少し議論の余地がある」と法案提出前に他党との協議をギリギリまで進めたい意向を示した。
岡田本部長は近日中に幹事長レベルの野党間協議が行われる見通しを示し「0増5減案では不十分だという認識では共通している。いろいろな対応について協議しながら、できるだけ一緒に進めていきたい」と歩調をそろえていく姿勢をみせた。
自民党、公明党は0増5減法案を優先して進める考えで「速やかに法案の審議に入りたい」との意向を鴨下一郎国対委員長も示している。(編集担当:森高龍二)