住友電気工業、中国・南京普天と合弁会社を設立

2010年06月07日 11:00

 住友電気工業 <5802> は2010年6月3日、中国の南京普天通信と中国市場向けFTTx用光配線機器の合弁会社を設立すると発表した。

 現在中国では、ブロードバンド利用者の拡大、上海万博などの大規模イベント開催等により、情報インフラの整備が進行。2011年頃よりFTTx市場も急速に立ち上がっていくものと予想されている。

 同社はこれまでも、急速に立ち上がっていく中国FTTx市場における光配線機器事業の拡大策を検討してきたが、今回、中国の通信用配線機器分野で高いシェアを有する南京普天と中国市場向けFTTx用光配線機器の合弁会社を設立することで合意し、合弁事業契約に至ったという。

 今後、同社が有するFTTx用光配線機器に関する高度な技術力・ノウハウと南京普天の中国通信キャリアへの強い営業力を融合させることにより、中国市場におけるFTTx用光配線機器分野のトップシェア、さらには業界のトップリーダーを目指す構えだという。
(編集担当:宮園奈美)