富士通、インドネシアでの海底ケーブルネットワークを建設完了

2010年06月01日 11:00

 富士通 <6702> は、ドイツの大手総合ケーブルメーカーであるNorddeutsche Seekabelwerke GmbHと共同で、総延長約1,800kmの海底ネットワークプロジェクト「JaKa2LaDeMa(ジャカトゥラデマ)」を無事完了させたことを発表した。

 この海底ケーブルネットワークは、バリ島をはじめ、カリマンタン(ボルネオ)、スラウェシ、ジャワ、ロンボクの5島を初めて繋ぐ大容量通信の海底ケーブルシステム。インドネシアの著しい経済成長にともなう通信ネットワークの需要拡大に対応するもので、これにより、5島間において、インターネット、電子商取引、映像・データおよび音声サービスなどが整備され、約1億4,000万人の国民生活の利便性向上が期待されている。

 富士通では、今回のインドネシアでのプロジェクトの実績を背景に、今後も海底通信ネットワークを必要とする世界各国の需要に対応していきたいとしている。
(編集担当:北尾準)