養蜂を原点とする山田養蜂場は、自然環境、食、命の大切さ、国際理解等について学ぶことができる優良図書を集めた「みつばち文庫」を、全国各地の小学校888校へプレゼントすると発表した。
「朝の10分間読書運動」や「読書のまちづくり」など、読書に対する意識が全国的に高まりつつあるが、それに伴い、国会決議により2010年を「国民読書年」とすることが決定された。しかし、2007年5月時点では、図書標準を達成した公立の小学校数は全体の45.2%と、半数を割っているのが現状である。
1999年より全国の小学校へ書籍の寄贈を行っている同社は、今年も全国888校へプレゼントすることを決定。応募者の中から抽選で、応募者の母校やゆかりのある小学校へ1セット10冊前後の「みつばち文庫」を贈る。寄贈書籍は現在選定中であるとのことだ。
現在までに、延べ37,116校に対して436,739冊の書籍の寄贈を行ってきた同社では、今回の活動を通じ、読書環境を整えると共に、自然環境の大切さや、人との繋がり、命の大切さを子供たちに伝えていきたいとしている。