平成20年4月1日からスタートした「メタボ検診」について、回答者(4506人)の半数以上が「生活習慣病の予防につながる」「認識が高まってよい」と感じていることが分かった。健康食品などのマーケティングリサーチを行うヒューマが20日、発表した。
この調査は1月4日から3月3日にかけて、男性1139人、女性3367人から回答を得たもの。アンケート調査期間に40歳(1968年生まれ)から74歳(1934年生まれ)までに該当する人を対象に実施した、としている。
それによると、メタボ検診のことを何で知ったかでは、TVが41.5%と最も多く、次いで、会社からの通達(20.7%)、新聞(19.3%)、自治体からの通達(15.3%)、インターネット(13.5%)からだった。今まで知らなかったという回答も22.5%と、5人に1人が知らなかった。
メタボ検診の受診率では、2008年4月1日以降に受けた人は49.4%。性別では、男性が55.4%だったのに対し、女性は46.2%と9.2ポイントの開きがあった。自身が対象者と知っていて受けなかった人は30.7%にのぼっていた。
対象者と分かっていて受診しなかった理由については、忙しくて行けなかったというものが21.7%と最も多く、受ける必要はないと思った人が18.2%とこれに続いた。有料だったので受けなかったという回答者も10.7%と10人に1人いた。
メタボ検診が行われる理由については53.1%が「生活習慣病の予防につながる」と回答。41.5%が「生活習慣病への認識が高まって良い」と評価していた。また、「メタボ検診は全て無料で受けられるほうが良い」という回答も32%あった。
(編集担当:福角忠夫)