日本経済団体連合会所属の会員企業425社のうち、来年度の大学新卒者など採用予定企業は87.5%と今春(86.4%)に比べ1.1ポイント改善することが同連合会の調べで分かった。
日本経済団体連合会が会員企業1283社を対象に今年2月から3月にかけて実施した2010年3月卒業の新卒採用に関するアンケート調査で、就職市場の若干の改善が来年度にみられることが分かったもの。425社が回答した。
ちなみに今春の採用実施企業の割合は91.1%と前年度より4.7ポイント減少し、1997年度の調査開始以来、初めて、2年連続のマイナスとなった。
採用した企業の採用人数の増減をみると、前年度に比べ採用人数が「増加」は14.2%。これに対し「減少」は68.7%と、7割弱の企業が採用数を抑えていた。理由としては「経営環境の悪化」が60.5%でトップだった。
(編集担当:福角やすえ)