仏像ガールと一緒に、電動アシスト自転車に乗って京都のお地蔵さま探し

2010年04月14日 11:00

 今、雑誌やTV等で話題の仏像ガールとお地蔵さまを探そうというユニークなワークショップが、4月18日に京都で開催されるという。仏像ガールこと廣瀬郁実さんは、「仏像ってやさしい!」をキーワードに、楽しくわかりやすく仏像の魅力を伝える仏像ナビゲーター。奈良国立博物館文化大使もつとめている。

 このワークショップは、ガイドブックにも載っていない京都の町に存在しているお地蔵さまを探して、京都の新たな魅力を見つけようというもの。開催を企画したのは、ヤマハ発動機が発信している旅情報サイト「Becle(びーくる)」で、同社の電動アシスト自転車「PAS」に乗って、日本の魅力を再発見してもらおうと、全国各地で様々なイベントを企画している。

 今回のお地蔵さまを題材にしたのは、お地蔵さまを通して、人に出会える、町の歴史を知れる、素朴な仏さまに感動することができ、その結果、参加した人たちに観光の京都ではなく、生活の京都を感じてもらおうという目的があるという。この企画を立案したBecleのスタッフ曰く「PASに乗って、ゆっくり移動しながら、京都の町の自然にとけ込んでいるお地蔵さまの姿を探していくということで、参加者同士や地元の人々とのコミュニケーションが生まれ、今まで知らなかった町の新たな面白さや旅の楽しさを感じることができると思います」。

 ワークショップの最中は、携帯電話の写メールなどを利用し、参加者がお地蔵さまを発見すると、仏像ガールやBecleスタッフに報告。その情報をtwitterを通して多くの人々に発信していくという流れになっているようだ。最終的に、参加者のコメントと写真を集めて、Becle内で紹介するほか、アーティスト監修の小冊子にもまとめあげ参加者全員に配るなど、旅が終わったあともその余韻を楽しむことができるような演出も予定されている。

 現在、このようなワークショップを運営しているBecleでは、近いうちに、PASのレンタル拠点主体で運営できるフォーマットをつくり、同じような仕組みで、それぞれの土地の魅力を参加者が発見する新たな観光づくりを目指していきたいとしている。
(編集担当:北尾準)