山田養蜂場、ミツバチ産品研究に総額1億円の助成金

2010年03月01日 11:00

 山田養蜂場は、45歳以下の若手研究者および養蜂研究家を対象に、2010年度「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」の研究テーマを3月1日より募集する。

 第3回目となる今回は、ミツバチ産品(ローヤルゼリー、プロポリス、蜂蜜、花粉荷、蜂の子など)をはじめとする有用天然素材の予防医学・美容に関する研究テーマや、ミツバチに関する研究テーマを募集。助成金総額は1億円を予定している。また、1年間の研究期間終了時には、同社が開催する成果報告会において、助成研究の成果を発表する機会が与えられる。

 「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」は、若手研究者の研究を支援するため、2008年に設立。幅広い分野を支援し、科学的な解明を進めることで、ミツバチ研究ならびに予防医学的研究の発展に貢献していくことを目的としている。2008年度には、冷え症に対するローヤルゼリーの改善効果やミツバチのウイルス検出方法など35の研究を、2009年度には、蜂の子成分によるメニエール病に対する治療効果など41の研究を助成。試験管や動物試験のみならずヒトを対象とした試験を行うなど、多様で発展的な研究を重ねてきたことで、今後、ミツバチ産品の日常生活における新たな有用性が明らかになることが期待される。

 同社では、今後も国内外から広く研究テーマを募り、グローバルな活動を目指していく考えだ。

 応募は「みつばち健康科学研究所」ホームページから申し込みが可能で、募集期間は3月1日~4月30日