参政権望むなら日本に帰化を 亀井金融相

2010年02月04日 11:00

 亀井静香郵政改革・金融担当大臣は在日外国人への地方参政権付与について、2月3日開かれた参議院本会議で自民党の松村祥史参議院議員に聞かれ、「参政権を望まれる方は(日本に)帰化されることで対応して頂きたい」と地方参政権の付与に反対する考えを改めて明言した。

 亀井大臣は「我々は過去において植民地的支配を行った歴史がある。こうした中で、人々に対して屈辱的な思いを抱かせる状況をつくったことは事実であります。心ならずも、我が国に多くの方々が移住されておられた。しかし、そのことと、参政権を付与するという問題は別の問題と考えている」と答弁。

 亀井大臣は「選挙は過熱する場合があり、参政権を付与したために民族感情が刺激され、対立が生まれてくるという危険性もないわけではありません」と帰化しないままに参政権を付与した場合、かえって弊害を生じる可能性もあることを懸念している旨を伝え、参政権を希望する在日外国人には(日本に)帰化することを求めた。
(編集担当:福角忠夫)