米国宇宙局(NASA)から宇宙での記録用として受注を受けた、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3S」と「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」。今後スペースシャトルに搭載され、国際宇宙ステーション(ISS)内の撮影機材として使用される予定だ。
ニコン <7731> は、米国宇宙局(NASA)から宇宙での記録用として、デジタル一眼レフカメラ「D3S」11台と交換レンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」7本を受注した。
同社はこれまで、耐久性に優れたカメラや累計生産本数5000万本を達成した交換レンズ「NIKKOR(ニッコール)」の開発・製造を通じて、永年にわたりNASAの宇宙研究活動に協力しており、NASAが宇宙空間にて、同社の機材を使って撮影した写真は、これまでに70万枚以上にもおよんでいる。また、宇宙環境以外でも、南極観測の公式観測用機材としても同社の機材が採用されており、過酷な環境に耐えうる、耐久性と信頼性、技術力で数々の貴重な記録写真を撮影し、観測や研究に寄与してきた。
今回、採用された「D3S」と「AF-S NIKKOR 14-24mm f2.8G ED」も、特別に改良が加えられたものではなく市販製品と同じであることから、その信頼性の高さが伺える。同製品は、今後スペースシャトルに搭載され、国際宇宙ステーション(ISS)内の撮影機材として、すでに採用されているデジタル一眼レフカメラ「D2XS」やNIKKORレンズ、スピードライトとともに活躍する予定だ。
(編集担当:北尾準)