平田民主参議院国対委員長 法案0に懸念隠さず

2009年11月19日 11:00

 平田健二民主党参議院国会対策委員長は18日午後2時からの記者会見で、「(残された会期実質1週間という中で)参議院に法案が1本も(衆議院から)送付されていない。いつ送付されるのかも分からない状態が続いている」と会期が残り少ないことから、閣法の成立に懸念を示した。「民主も(衆議院で)議席数が多い訳だから、もう少し、きちっと仕切っていけば良いと思う」と苛立ちからか、与党としての衆議院の運営にも不満を漏らした。

 平田委員長は「臨時国会が召集されて4週間目に入るが、残された会期(実質)1週間という中で、参議院に法案が1本も来ないというのは、経験がない」と憂慮するとともに、「審議日程を考えると(成立は)大変難しくなっている」と懸念を隠さなかった。

 「(衆議院で遅れているのは)野党慣れしていない前の与党(自公)が衆議院段階で無理難題を押し付け、結果、法案審議を遅らせているから」と指摘。

 議員立法の扱いについては「政府提出の法案(閣法)が全て成立してから」とし、閣法についても「精一杯する(成立をめざす)」が、「いくつか、積み残しをせなならんかも」と焦りも覗いた。
(編集担当:福角忠夫)