ＮＥＣ ＜6701＞ は、若手の社会起業家育成プログラム「ＮＥＣ社会起業塾」(主催:ＮＰＯ法人ＥＴＩＣ. オフィシャルパートナー:ＮＥＣ、横浜市)の２００９年度最終選考会を実施し、審査を通過した５団体を２００９年度ＮＥＣ社会起業塾の第８期生にすることを最終決定した。
「ＮＥＣ社会起業塾」とは、ＮＰＯ法人ＥＴＩＣ.とＮＥＣが２００２年協働で開催している、「食」「農業」「医療」「教育」「国際」等の社会的課題に取り組む若手社会起業家を支援するプログラム。参加メンバーは、約半年間にわたり、ＮＥＣ他、実績のある企業との協働や、経験のあるＮＥＣの専門家社員やベンチャー企業経営者にアドバイスを受けながら、社会的価値の追求だけでなく、持続発展可能な事業としての成果を上げていくことを目指す。これまで２９団体が卒業し、多くの優れた若手起業家を排出してきた。今年からは新たに横浜市もパートナーとして加わっている。
今回、第８期生に選ばれたのは、主婦による「おすそ分け」事業を展開するＴＯＷＮ ＫＩＴＣＨＥＮの代表を努める北池智一郎氏、自閉症児に対する親主導型早期療育をサポートする目的で立ち上げられた団体ＡＤＤＳ(Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔａｌ Ｄｉｓｏｒｄｅｒｓ Ｓｕｐｐｏｒｔ)の竹内弓乃、熊仁美、原由子の３名、農作物の仮想取引市場を構築することで「野菜提案企業」として農と食の良き循環を創りだす事業を展開する株式会社「坂ノ途中」の代表取締役である小野邦彦氏、リサイクル素材を使ったジュエリーを通じて貧困問題の撲滅に貢献するプロジェクトを展開する株式会社ＨＡＳＵＮＡ代表取締役の白木夏子氏、援助ではない貧困層の自助による新しい社会の仕組み構築を目指し活動しているＷａｋｕ-Ｗｏｒｋの代表山田貴子氏の５団体となっている。今後は、９月３日～４日に開催されるキッフオフ合宿を皮切りに、約半年間の２００９年度「ＮＥＣ社会起業塾」がスタートすることになる。
ＮＥＣではこの「ＮＥＣ社会起業塾」や、今年度よりスタートした新プログラム「ＮＥＣ次世代社会イノベータープログラム」等を通じて、今後もますます期待される社会起業家の育成をさらに強化していきたいとしている。
(編集担当:北尾準)
