今夏の梅味ドリンク、どれが甘いか酸っぱいか

2013年05月27日 17:42

 気象庁が発表した、2013年6月から8月にかけての気温は、平年並みもしくは高温が40パーセント以上の確立となっていることから、今年の夏も昨年同様、もしくはそれ以上の暑さが予想される。

 暑い夏を考えれば、どうしてもうんざりしてしまうが、その反面、夏ならではの楽しみもある。そのひとつが、夏限定の梅味ドリンクだ。夏といえばアイスやカキ氷などの氷菓が真っ先に連想されるが、すっきり爽やかな夏の風物詩、梅味ドリンクも人気が高い。

 梅酒でお馴染みのチョーヤ梅酒株式会社も、5月24日から毎年恒例の夏季限定商品「梅水(うめすい)」の販売を開始した。梅水は、梅の王様といわれる「南高梅」の果汁を100パーセントしたソフトドリンク。一粒ずつ手摘みした国産南高梅を冷凍保存することで熟度を高め、「砂糖抽出製法」でエグ味のない素直な味を引き出した、チョーヤ自慢の梅ドリンクだ。

 また、自動販売機台数でトップシェアを誇る日本コカ・コーラも、同社の主力商品のひとつであるフレーバードリンク・ファンタのシリーズに、初夏から盛夏にかけての限定商品として梅味を販売する。合成着色料不使用で純水仕立てとなっており、同シリーズ定番のオレンジ味やグレープ味に比べて、甘さも控えめで後味もすっきりしている。

 さらに極めつけは、ダイドードリンコ<2590>が、2013年春夏の新商品としてリリースした2種類の梅ドリンク、「五代庵 梅の恵み」と「五代庵 梅の恵み微発泡」だ。「梅の恵み」は梅味の清涼飲料、「梅の恵み微発泡」は梅味の炭酸飲料と、2つのスタイルで発売されているが、どちらの商品も、170年以上もの歴史と伝統を誇る紀州の梅の老舗「五代庵」と共同で開発されたもので、老舗が厳選した梅素材を使用し、爽やかな梅の香りと酸味、ワンランク上の和テイストを目指した意欲作となっている。

 梅は、クエン酸などの多くの薬効成分が含まれているといわれ、昔から夏の暑さや熱中病対策にも良いといわれる食品。梅の酸味が、唾液や胃液などの消化分泌を促し、減退しがちな夏の食欲を増進させ、夏バテ予防になるという。また、疲労のもとになる乳酸も分解してくれるので、疲れがとれ、活力を与えてくれる。

 夏バテ気味かなと思ったら、各社自慢の梅ドリンクを飲み比べて、身体も心もリフレッシュしてみてはいかがだろうか。(編集担当:石井絢子)