山田養蜂場、研究助成テーマ23件を採用決定

2009年08月21日 11:00

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ミツバチと予防医学研究の発展および若手研究者の支援を目的とした「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」の詳細については同研究所ホームページへ

 山田養蜂場は「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」にて研究テーマを公募し、2009年度は23テーマの助成を決定した。

 「山田養蜂場 みつばち研究助成基金」は、同社が創業60周年を迎えた2008年にミツバチ・予防医学研究の発展及び、若手研究者の支援を目的として設立した研究助成活動である。第1回目に採用された35テーマについては、今秋の成果発表を目指し、準備が進められている。第2回目となる今回は、従来からある”ミツバチ産品など天然素材に関する応用技術・予防医学的研究”、”ミツバチに関する基礎研究”、”養蜂技術開発研究”に加え、”化粧品・皮膚科学研究”を新設。更に海外からの応募の受付を開始し、広く研究テーマを募集した。外部審査員として岩手大学農学部 鈴木幸一教授をはじめ、武庫川女子大学国際健康開発研究所 家森幸男所長、人間総合科学大学人間科学部 小林修平教授、東京工科大学応用生物学部 前田憲寿教授らを迎えた厳選な審査の結果、米国からの応募を含む、全118件の応募から23テーマに対し助成を行うことを決定。現在、審査中の2008年度採用者の継続研究とあわせて、年間総額1億円を助成する予定だ。

 同社みつばち健康科学研究所 所長の橋本健は「今年は化粧品・皮膚科学という新たな研究カテゴリーの追加や、海外からも研究を募ったこともあり、創造性に富み研究意欲にあふれた、数多くの研究テーマをご応募いただくことができました。助成対象として採用させていただいた若手研究者の皆様には大変期待しています」とコメントしている。