ニコンイメージングジャパンが２００９年８月２８日に発売するニコンＤＸフォーマットデジタル一眼レフの最上位機種「Ｄ３００Ｓ」。昨年に発売され、評価の高かった「Ｄ３００」をさらに進化させた後継機種となる
ニコン ＜7731＞ の子会社、ニコンイメージングジャパンは３０日、ニコンＤＸフォーマットを搭載したデジタル一眼レフの上位機種「Ｄ３００Ｓ」と、エントリーモデル「Ｄ３０００」を８月２８日に発売すると発表した。
「Ｄ３００Ｓ」は、２００７年１１月に発売した「Ｄ３００」の後継機種。ニコンＤＸフォーマットを採用した同社のＡＰＳ-Ｃサイズでは最上位機種となる。有効１２３０万画素のＣＭＯＳセンサーや、高密度５１ポイントＡＦシステム、視野率約１００%で約０.９４倍と高倍率なファインダー、ピクチャーコントロールシステムなど、「Ｄ３００」で評価が高かった機能を継承している。また、約７コマ/秒での高速連続撮影や、シーン認識システムに顔認識を採用、コントラストの自動補正機能「アクティブＤ?ライティング」の設定段階を５段階に増やすなど、これまでの機能をより強化し、さらに、外部ステレオマイク対応の動画撮影機能「Ｄムービー」やダブルスロット(ＣＦカードとＳＤメモリーカード)などを新採用するなど、進化した充実のハイスペック機となっている。
一方、同日に発売される「Ｄ３０００」は、デジタル一眼レフカメラ初心者でも簡単にイメージ通りの撮影ができるエントリーモデル。こちらもニコンＤＸフォーマットを搭載し、有効１０２０万画素の高画質を実現している。デジタル一眼レフとしては初となる「ガイドモード」を搭載することにより、３.０型の大型液晶モニターに表示される説明文に従って操作するだけで、各種設定が簡単にでき、さらに多彩な画像編集機能も備えている。
ニコンは、ハイアマチュアやプロユーザー向けの上位機種と初心者向けの入門機種を同時に発売することでラインナップをさらに充実させ、堅調な成長の継続が見込まれるデジタル一眼レフ市場において、シェアトップ奪回を狙う。
(編集担当:北尾準)
