文部科学省が全国の公立小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校の1万4801校を対象に、新型インフルエンザの影響による国内修学旅行の中止や延期状況を6月30日現在で調べた結果、5校が中止、25校が取り止め後の扱いを検討中で、3250校が延期の措置をとったことが分かった。
一方、1万1521校は予定通りに旅行を実施した。この結果、全体の22・2%にあたる3280校が具体的な影響を受けていたことになる。
同省の調べによると、延期した学校(3252校)のうち、363校でキャンセル料が発生しており、1157校では調整中だった。
キャンセル料の発生した363校のうち、178校は自治体が負担していたが、59校は保護者が負担と回答。調整中も126校ある。キャンセル料が発生しなかったのは1732校で全体の53・3%にとどまっていた。
また、中止した学校の場合(5校)でも2校でキャンセル料が発生し、1校が保護者負担で、1校は現在調整中となっていた。
また、キャンセル料などを負担した自治体の数は118自治体、金額にして1億7395万2320円にのぼっていた。
(情報提供:エコノミックニュース 編集担当:福角忠夫)