都営浅草線五反田駅地下1階コンコースに第1類医薬品を扱わずに、第2類医薬品や第3類医薬品を中心とした新しい業態コンビニエンス型ファーマシー「Medi+マツキヨ」をオープンさせたマツモトキヨシが今期中(来年3月まで)に2号店をオープンさせる準備をすすめている。
薬剤師を置かなくても、今年6月から新設された「登録販売者」の配置により店舗展開できるうえ、従来型の店舗(平均床面積100平方メートル)に比べ、今回は20平方メートルと新設しやすいコンパクトな効率型店舗になっている。
ビジネスマンやOL・キャリア層などをターゲットにした商品構成で、第2類医薬品、第3類医薬品のほか健康食品、栄養補助食品、医療生活雑貨、ヘアケア男性化粧品など約3000品目前後を販売している。
マツモトキヨシHDでは、こうした事業展開も含め、今後の事業活動に向けて「登録販売者3000人を確保した」(同社広報部)としており、「お客のニーズに合わせた新たな店舗フォーマットとして、駅構内やターミナル立地など利便性を追求した店舗を展開していきたい」意向。
コストのかかる薬剤師配置の店舗から、登録販売者を配置して事業展開できる第2類医薬品、第3類医薬品を軸とした商品構成の店舗展開は、今後、同業他社の間でも急速に普及していきそう。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:福角忠夫)