NTTファシリティーズは環境ビジネス拡大のため、環境総合コンサルティング会社のエヌ・ティ・ティ ジーピー・エコへの出資比率を34%から75%に引き上げ子会社化した。これにより同社への出資比率はNTTファシリティーズが75%、東日本電信電話が20%、西日本電信電話が5%になった。
エヌ・ティ・ティ ジーピー・エコはNTTファシリティーズ社内に今年4月に立ち上げられたグリーンコンサルティングチームと連携して環境ビジネスに取り組む。
主な事業は省エネ法等の環境法令の規制範囲、環境負荷の見える化、省エネルギー施策のコスト削減効果、適用可能と思われる環境減税・補助金などさまざまな要素を包括的に考慮し、お客の削減目標達成と企業の環境価値向上に向けて解決策を提案する。
環境コンサルティングメニューは省エネ法対応コンサルティング、東京都条例対応コンサルティング、CO2見える化支援サービス、適用可能な補助金などの検討、CSR推進支援サービスなど。
出資比率の引き上げについて同社は省エネ法改正や東京都環境確保条例の改正など、法的規制への具体的な対応が必要となっており、企業の環境負荷低減が経営戦略上、これまで以上に重要な課題になることは明らか。また世界的な金融恐慌に伴う景気の後退が深刻化・長期化している今、法令対応だけでなく環境性と経済性を両立させたソリューションが求められている、と市場性をみている。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:南)