3大会連続でワールドカップ大会施設屋根施工

2009年06月19日 11:00

 来年、南アフリカ共和国で開催される「2010年FIFAワールドカップ」で使用する3施設のスタジアム屋根の施工を太陽工業が受注し、現在、工事が急ピッチで進められている。同社は前々回の日韓共催、前回のドイツ大会に続き3大会連続での受注、施工となる。

 「2010FIFAワールドカップ」の会場は、南アフリカ国内の9都市10会場で行われ、10会場のうち5施設が新設、5施設が改修。同社が施工する施設はネルソンマンデラベイ・スタジアム、ダーバン・スタジアム、グリーンポイント・スタジアムの3施設。受注額は40億円の見込み。

 ポートエリザベスで建設中の「ネルソンマンデラベイ・スタジアム」の収容人数は4万8000人。同社の瑞穂工場の膜製品を使用、表面積約2万2000平方メートルの大面積を、東京ドーム(Big Egg)の屋根にも使用された「四フッ化エチレン樹脂コーティングガラス繊維膜」で覆う。現在、36枚のユニットに分かれた膜材の取付けを進めており6月末にも膜屋根工事を完了する予定、という。

 ダーバン・スタジアムの収容人数は7万人。4月着工、9月完工予定、準決勝を含む全7ゲームが開催される予定。グリーンポイント・スタジアムの収容人数は7万人。6月着工、11月完工予定。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:南たみえ)