山田養蜂場 ”メリンジョ”に美白作用の可能性を見出す

2009年06月02日 11:00

 ”自然の恵みを心身の健康に役立てる”との理念のもと、有用性の高い新たな天然素材を探索している山田養蜂場は、インドネシア原産の”メリンジョ”とメリンジョの含有成分であるレスベラトロール二量体の”グネチンC”に注目し、美白作用とそのメカニズムを調査した。

 試験方法は、グネチンCまたは既に美白作用が認められているトランス-レスベラトロールや、コウジ酸をメラニン産生細胞に加え、細胞におけるメラニン産生抑制作用を比較。更に、抑制メカニズムを解明するために、シミやそばかすの原因となるメラニンの合成酵素である、チロシナーゼの活性阻害作用も比較した。その結果、グネチンCは、チロシナーゼの活性を阻害し、メラニンの産生を抑制することが示された。また、グネチンCはトランス-レスベラトロールやコウジ酸よりも強いチロシナーゼ活性阻害作用があることも判明した。

 今回の研究で、グネチンCを豊富に含むメリンジョの美白素材としての可能性が見出されたことで、同社では、今後も有用な天然素材やミツバチ産品の研究を続けていく方針だ。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:北尾準)