パナホーム09年3月期決算

2009年05月11日 11:00

 パナホーム株式会社<1924>の2008年度通期(平成20年4月1日~平成21年3月31日)の連結売上高は2846億2500万円と前期比3.1%マイナスとなった。営業利益は94億9200万円(前期比8.4%増)、経常利益は95億5900万円(同1.7%増)、当期純利益は29億4700万円であった。

 2008年9月以降、世界不況の影響を受け、分譲部門の業績が悪化し、連結売上高が減少したものの、利益に関しては、設計・調達等の合理化や、2007年8月に実施した事業構造改革効果などによって、増益となった。

 2009年度(平成21年4月1日~平成22年3月31日)の連結業績予想は、前年下期の受注獲得に苦戦したことや、政府の内需拡大策の効果が表れ受注環境が回復するのは下期以降であると見込んでいることから、売上高2600億円、営業利益40億円、経常利益45億円、当期純利益20億円としている。同社では、固定費の削減や変動費の改善など、さらなる経営体質の強化を実施し、2010年以降に備えていく考えだ。