２００８年に登場以来、爆発的な人気を誇る目覚まし時計「スリープトラッカープロ」から待望の新モデル「スリープトラッカープロエリート」が登場した。価格は２４４８０円となっており、同社ウェブサイト（http://sleeptracker.jp）と全国の東急ハンズで販売している。
この「スリープトラッカー」は、アメリカで開発された睡眠時に着用することだけを目的とする特殊な腕時計。人間は深い睡眠時には身体の動きはほとんどなく、眠りが浅くなるにつれ、身体の動きが増えるという原理に着目し開発されている。一般的に１晩の標準的な睡眠サイクルは、９０～１１０分間で５つの異なるステージから構成されている。ステージ１は浅い眠り、ステージ２は徐々に眠りが深くなり、ステージ３と４は「デルタ睡眠」ともよばれる最も深い睡眠につながり身体の再生が行われる。ステージ５はレム（急速眼球運動）睡眠で、呼吸の加速、脳活動の活性化、急速な眼球の動き、筋肉のリラックスなど広範囲に渡り生理的変化が起こる。人が夢を見るのもこのステージ５と言われている。
この睡眠サイクルの中に「ほぼ目覚めている状態」が何回か起こる。回数は夜によって異なるが「スリープトラッカー」は睡眠中の細かい身体の動きをモニターするアクセロメーターを内臓。アラーム時間をセットするだけで、設定時刻の１０～９０分前（時間の選択は可能）から作動し、快適に起きられるタイミングでアラームを鳴らしてくれるという。今年２月４日に発表されたミネソタ大学教授による、スリープトラッカーに関する最新の実験結果によれば、搭載されたアクセロメータの精度実験を行ったところ、９１．６７％の割合で、正しく睡眠サイクルが検知されたという。
また、付属のソフトウェアと USBケーブルを使用して、睡眠データをパソコンにダウンロードすることも可能で、７日～１０日程度記録をつけると自己の睡眠サイクルのデータベースが出来上がる。前日の過ごし方と睡眠結果の関係を知ることで、生活習慣の改善を意識的に行うことが可能。ストックされているデータの中から過去のベスト＆ワースト睡眠サイクルデータも手軽にチェックできるので、生活習慣の見直しにも役立てることができる。
新しいモデルは更なる軽量化にも成功。快適に装着できるのでメイクや着替えなど、男性よりも出勤前の限られた時間を効率的に使わなければならない女性の強い味方になるのではと注目を集めている。
