アイリオ生命保険は、乳ガンなど女性特有の病気やガンに焦点を合わせた「女性疾病保険」を4月13日から売り出した。
これは所定の女性疾病で入院した場合、日帰り入院・入院日数にかかわらず「一時金」として10万円が支払われる、というもの。また、女性特定ガンと診断された場合、「女性特定ガン治療給付金」が支払われる。そのほか、乳ガンで乳房を切除、乳房再建術を受けた場合も「乳房再建給付金」が支払われ、健康保険の対象とならない乳房再建術も支払いの対象としている。万一、死亡した場合も死亡保険金が支払われる。ちなみに、一時金10万円の場合、20歳の女性では掛金月掛け1170円。50歳で2130円、60歳で2230円になっている。
厚生労働省が調べた平成17年度の乳ガンの平均入院日数は17・0日、子宮筋腫・平均入院日数は11・4日、卵巣のう腫の平均入院日数は9・2日と以前に比べ、入院日数は短くなっているが、手術や治療のための費用は大きな出費になっている。
同社では「女性が安心して治療に専念できるよう所定の女性疾病で入院した場合、従来型の入院給付金日額×入院日数ではなく、一時金で支払う保険を開発した。また、保障の対象を、女性にとって心配な所定の女性疾病と女性特定ガンに絞ることで、シンプルでわかりやすい内容にするとともに、加入しやすい保険料を実現した。女性疾病保険単独での契約はもちろん、『今加入している保険に女性特有の病気への備えを追加したい』と考える女性にもおすすめの商品」と話している。