外装仕上げ材で耐震補強できる壁

2009年04月13日 11:00

 外装建材総合メーカーの旭トステム外装は、業界初の日本建築防災協会の技術評価を取得した外装仕上げ材による耐震補強工法で外壁リフォームと同時に耐震補強できる耐震補強壁工法「壁王(へきおう)」を4月20日から販売する。

 壁王は、外装仕上げ材・窯業系サイディングを耐力面材として利用でき、一般的な窯業系サイディングを釘留めで施工した場合に比べ壁の強度は約3倍。筋交いや構造用合板等の補強工事を大幅に軽減させることができ工期の短縮・コスト削減に繋がる。また、外側から工事ができるので、住みながらの工事も可能となる。

 施工は既存外壁を撤去し、柱や土台・梁・断熱材の状態を確認。必要があれば補修する。そしてスーパーシート(透湿防水シート)を施工し、専用胴縁を専用の固定釘で取り付け、最後に、専用外装材を縦張りに専用ビスで取り付ける。

 適用範囲は3階建て以下、延べ床面積500平方メートル以下の木造住宅外壁。メーカー希望小売価格は1枚(厚さ18mm×幅455mm×長さ2420mm)9700円から。なお運搬費、施工費、専用ビス、胴縁、固定釘等は別途。