単身世帯で「食生活が健康的である」と感じている人は38%と家族世帯(56%)に比べ、健康的と考えている人が少ないことがアサヒビールお客様生活文化研究所の「食と健康」に関する意識調査で分かった。
調査は首都圏在住の15~69歳の単身世帯168人と家族世帯882人を対象にインターネットでアンケート調査。
単身世帯と家族世帯の食生活を比較したところ「食生活が充実している」と感じている人は家族世帯では60%いるのに対し、単身世帯では34%と食生活に充実感を持っている人は3人に1人にとどまった。さらに「食生活が健康的である」と感じている人も家族世帯56%に対し、単身世帯は38%と約20ポイントの差がでた。
次に、単身世帯が健康のために意識して摂る飲食物をみると野菜ジュース(37%)やミネラルウォーター、100%果汁飲料等の自然素材の飲料や栄養補助食品、栄養ドリンクなど栄養補給のできる飲食物だった。家族世帯では野菜ジュース(26%)を意識的に摂取していた。
単身世帯は51%が食生活を充実させたいと考えており、家族世帯の42%を上回った。栄養バランスや味にも気を遣っていた。平日の夕食について「栄養バランスが取れていることを心がけている」(45%)が「実践できている」人は25%と20ポイントの差があり、思い通りにいかない単身者の食生活の様子が窺えた。
また、「幼少期の食状況」について「家族揃っての食事では全員同じメニューを食べる」食生活だったと答えた人は、単身世帯の男性50代以上で56%、20代以下は35%と年代で差がでた。そのほか「家族揃ってから食べ始める」と答えたのは男性50代以上では50%、20代以下では31%とこちらも差がでた。