2009年02月17日 11:00

 Hondaはカセットガス燃料で使えるガスパワー耕うん機「ピアンタFV200」を3月3日から、全国のHonda製品取扱店(農機特約店、特約ホームセンター)で売り出す。家庭菜園愛好家などからの需要を見込む。

 「ピアンタFV200」は、指定のカセットボンベ・ブタンガスが燃料のため、燃料の取扱いが簡単でガスボンベの交換もワンタッチ。また、燃料詰まりがなく、長期間の保管後も始動がスムーズなほか、折りたたみ式ハンドルで保管スペースも小さくて済む。また、スロットルレバーを握るとローターが回転し、放すと止まる簡単操作。

 カセットボンベ1本(内容量250g)で約1時間稼働し、約32坪(106平方メートル)の耕うん作業ができる。作業時間あたりのCO2排出量は、同排気量のガソリンエンジンに比べ約10%低減できる。大型サイレントマフラーとエンジン部を覆う樹脂カバーで騒音も低減している。

 メーカー希望小売価格10万4790円(税込)。カセットボンベ、キャリースタンド、キャリーボックスは別売。

 同社は「ピアンタはイタリア語で植物、草木という意味があり、食の安全への関心の高まりや団塊世代の支持を背景に3000万人以上といわれる国内のガーデニングおよび家庭菜園市場の新規需要の開拓をめざしたい」と国内年間販売台数6000台をめざす。