定額給付金 地元でパッ~と使って

2009年01月15日 11:00

 自民党政務調査会副会長の田野瀬良太郎衆議院議員(奈良県4区選出、5期目、65歳)は1月14日、選挙区の奈良県橿原市内の橿原市商工経済会館で開かれた新年名刺交換会(橿原商工会議所、社団法人橿原市経済倶楽部共催)に出席し、1月13日、衆議院を通過した「定額給付金」について「地元でパッ~と使って頂き、景気浮揚に貢献して頂きたい」と世間から酷評されている定額給付金について、理解と経済効果への協力を呼びかけた。

 田野瀬議員は「定額給付金の制度はアメリカでは3兆円、台湾などでも実施している。この橿原市(人口12万5500人)でも24億円から25億円の給付額になるので、是非、地元の商店街で使って頂きたい」と強調。「民主党にも成立へ協力を求めている」と説明した。あわせて、「年度内に本予算(新年度予算)を成立させたい。これこそが景気浮揚になる」と政権与党としての立場をアピールするとともに、与党の政策に理解を求めた。

 このほか、京都―奈良―和歌山を繋ぐ京奈和自動車道について、奈良県内の未整備ルートの整備費用(230億円)をはじめとして、藤原京整備に向けて、現在、虫食い状態の用地を買収するための予算(4650万円)なども計上されていることを紹介した。また、江戸期の環濠集落として需要伝統的建造物群保存地区になっている橿原市今井町の町並み整備に関して「(環濠集落の)500軒を完全整備すれば、世界遺産になると思っている」と今井が日本の財産に留まらず、世界遺産としても価値が認められる遺産価値を有する可能性を語った。